フランス料理

【旬の食材カレンダー春野菜編】新じゃがをフレンチでシンプルに丸ごと食べたい時にまず使いたい3つの材料

フレンチに欠かすことができない野菜の王様じゃがいも。調理法はいくつもあり、またその種類も多い。今回はこの時期に出回る新じゃがを、シンプルに味わうために欠かせない「塩」「バター」「パセリ」の3つの材料で美味しくシンプルに仕上げるコツを紹介します。

 

きほん

ミニサイズなどは、そのまま丸ごと調理するのが向いています。皮は基本むかずに使うのが一般的ですが、サイズや利用方法によってはむくこともあります。注意したいのは、皮が緑がかっていたらその部分は取り除いてください。芽も同様です。洗う時は、タワシなどで強く洗うと皮がむけてしまいます。皮をいかすときは優しく洗い、泥をしっかりと落とすことが大切です。

 

ゆでる

基本はゆでることです。1リットルの水に対して塩10gと言われていますが、味を見て調節しましょう。切らずに丸ごとの方が時間がかかりますが、ほっこり仕上がります。根菜ですので、水からゆでてください。串などで刺してみてスッと抵抗なく刺さればゆであがりです。電子レンジでも加熱できますが、まずはこの方法から覚えてください。ゆであがったら、すぐに鍋から引き上げ、食べやすい大きさに切ります。熱々なので気を付けてくださいね。

 

基本の味付けは塩です。シンプルのまとめるにはこれしかありません。できれば精製塩ではなく、
加工や添加されていない物を選んでください。岩塩でも海塩でもどちらでも結構です。塩にこだわると、料理はかなり変わってきます。

 

バター

マーガリン独特の風味が好きな方もいますが、できればバターにこだわってください。風味が全く別物です。フランス産はさらに酸味にも特徴があり、新じゃがの味を引き立たせます。バランス良くなじませるために、1cm位の角切りに切ってください。バターを新じゃが熱いうちに全体に絡ませるように丁寧に混ぜ合わせます。

 

パセリ

飾り物ではありません。パセリは、れっきとしたハーブです。アフロの部分が、土っぽいことがあるのでよく水洗いしてください。水気を取ったら、みじん切りにしてください。香りが鼻をくすぐります。やや粗めの方が風味的には良いでしょう。細かいと繊細な仕上がりになります。塩、バターで味を付けた新じゃがに、ドレスをまとわせるように優しく上から振りかけて仕上げます。

 

 

まとめ

今回は「新じゃがをフレンチでシンプルに丸ごと食べたい時にまず使いたい3つの材料」についてお伝えしました。

 

フレンチのメインの魚や肉料理の付け合わせには、定番のジャガイモ。特にシーズン始めは、シンプルに調理して新じゃがのフレッシュさを楽しむのが、最初の一歩。そのあとに色々な調理法や食材の組み合わせで満喫するのがベストです。

 

「塩、バター、パセリ」の3種をバランスよく合わせるだけで簡単にできます。これらは、なじみ深い食材ですが、シンプルに新じゃがの持ち味を引き出せます。この基本に加えて、にんにくのみじん切りや、ねぎの薄切りなどを加えてみてもいいでしょう。スモークサーモンを添えたら立派な前菜になります。

 

きちんと丁寧に基本を守ることで、シンプルな調理法や少ない材料でも美味しくできます。いちど試してみてくださいね。
 
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