皆さまは、きのこをどのようにして召し上がっていますか?
値段も安定していて、使いやすいサイズ感で、通年して売られているきのこ。やはり9月になると無意識に食べたくなります。
スーパーでよく見かけるのは7~8種類で、それぞれの特徴を生かした使い方があります。今回は、手軽なきのこを美味しく調理するコツをお伝えします。特に初心者の方におすすめなのが、3種類をミックスして使うことです。
きのこは1種類よりも、数種類を混ぜた方が美味しくなる
軽井沢時代には、秋になると常にきのこを使ったメニューがありました。原木からそのまま切りたてのしいたけ、まいたけなどを使っていました。また、天然物を使うために、長野県木島平村にまで足を延ばして、きのこ名人と共にきのこ狩りに行ったのはいい思い出です。
また名人いわく「きのこは1種類よりも、数種類を混ぜた方が美味しくなる」とアドバイスしてくれました。きのこそれぞれの持ち味を引き出させるためには、まずは混ぜて調理した方が手軽で美味しいとのことだそうです。
特徴と組み合わせ例
きのこは種類ごとの個性があり、まずはそれを確認してみましょう。
☑しいたけ…肉厚で歯ごたえがある。
☑しめじ…味が良く多少の苦みを感じる。
☑エリンギ…コリコリとした触感で油との相性が良い。
☑マッシュルーム…出汁がよく出る。
☑まいたけ…香りがいい。
☑えのき…歯ごたえと特有の甘味。
☑ひらたけ…万能で使い勝手よし。
☑なめこ…ぬめりが特徴。
組み合わせのおすすめ例です。
⇨触感と香りを強調…エリンギ、マッシュルーム、えのき
⇨洋風…エリンギ、マッシュルーム、ひらたけ
⇨和風…しいたけ、しめじ、まいたけ
⇨中華風…しめじ、しいたけ、えのき
鳴くきのこ?
全て、炒めるのが基本です。それぞれのジャンルによって、使う油脂を使い分けるのが良いでしょう。また、それらをまとめる、パセリのみじん切りや刻んだ三つ葉などのハーブも合わせると、さらにワンランク上になります。
こんがりキツネ色に素揚げした玉ねぎを、仕上げに絡ませると玉ねぎの香りと甘みが追加されます。もちろん、刻んだ小ねぎやニンニクを加えても美味しいです。切り方のコツは、存在感があるように、大きめに切るのが良いでしょう。
炒める時は、キュッキュッときのこが鳴くように少なめの油で炒めます。ただし、洋風にする時はバターの量は多めの方が美味しくなります。
混ぜることで個性が絡み合う
今回は【きのこ簡単レシピのコツは混ぜて使うが正解】についてお伝えしました。
もちろん単体で使うレシピも美味しいですが、混ぜることによって個性が絡み合ったミックスきのこをオススメします。特に初心者の方には手軽に楽しめて良いのではないでしょうか?
シンプルに塩とこしょうで味を付けてみてください。少し、鍋肌からしょうゆを加えると香ばしさが引き立ちます。ぜひ試してみてくださいね。