フランス料理

皮付きヤングコーンは丸ごと調理して欲しい理由3つ

皮やヒゲ、取り除いて捨ててませんよね?

 

梅雨空のこの時期に、皮付きヤングコーンは出回ります。期間は短いものの、特徴的な形で「つい買ってみたくなる」食材の一つです。もし店頭で見つけることができたら、買ってみてください。今回は、皮付きヤングコーンの魅力についてお伝えします。

 

1,ヒゲを味わう

ヤングコーンは水煮が当たり前だと思っていましたが、初めて皮付きを調理したときは、その香りや見た目のベビーな感じが印象的でした。水煮や外国産のすでに剥いてあるのは、常に手に入るために、定番の料理には使いやすいため便利です。

 

一方、皮付きは、剥く手間がかかり、過食部分が少ないのが難点です。しかし、皮付きの利点はヒゲに有ります。ヒゲは香りと甘さがあり、皮付きのまま調理するとその良さが際立ちます。ぜひ、本体と合わせてヒゲも味わってみてください。茹でたり、揚げてみるのもおすすめです。

 

2,時期は5月下旬ころから6月下旬くらいまで

旬は短く、八百屋などでは5月下旬ころから6月下旬くらいまで見かけることができます。最近では産直をネットなどで購入できるためにとても身近になりました。

 

旬の物全体に言えることですが、年間を通じて手に入る食材は、本来の季節に食べるとその持ち味が生かせ、シンプルな調理だけで美味しくなります。季節感が薄れてきている野菜や果物は特に本来の時期に味わい季節を感じ取ってほしいと思います。

 

3,これだけで一品が作れる

見た目のサイズ感やふわっとしたヒゲのユニークさで、皮付きヤングコーンはこの時期のフレンチのコース料理には、引っ張りだこの食材です。今流行のシェフお任せコースでは、皮付きヤングコーンだけで一品できてしまうほど、シェフ達の創作意欲を掻き立てる食材です。

 

もちろんヒゲの生かし方や、皮付きのままどのように加熱して、どんなソースや副食材を合わせるのかが見どころです。出来上がりはシンプルでも、そこには、「今この時期にしかない、皮付きヤングコーンをシンプルに食べてほしい」という、メッセージが込められています。

 

 

まずは皮付きのまま楽しむ

 

今回は「皮付きヤングコーンは丸ごと調理して欲しい理由3つ」についてお伝えしました。

 

皮付きのままオーブンや、グリル、フライパンで焼いてみてください。ヒゲはアルミホイルで包むと焦げが防げます。皮は食べませんが、焦げても大丈夫です、加熱されるとき皮が緩衝材の役割をしてくれます。その熱がじんわりと中のヤングコーンへ伝わります。

 

出来上がりの、皮を広げた時に広がる香りが食欲をそそります。ヒゲは、食べやすいように刻んで、一緒に召し上がってください。まずは、皮付きのままで楽しみ、そのあとは皆さまの持ち味をいかした料理に使用されると、皮付きヤングコーンも喜びます。
 
旬の野菜の持ち味を引き出す体験レッスン
 

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