レシピに書かれているけど、なかなか近所では手に入りづらい食材があるときは、少し足を延ばしてみましょう。いつもと違うお店で買い物をすると、あれこれと料理のイメージが湧き出てきます。「こんな商品もあったの」と、新しい発見もあります。
今回は、フレンチ食材を求めて日常の買い物場所を、少し違う所で行うと再発見できる料理の楽しみをお伝えします。
出かけるメリット
「フレンチが好き」「興味がある」などの理由で、「ちょっと気軽そうで簡単に私でもできるかな?」とパラパラ読み程度で買ったレシピ本。でも読み進めてみると、「なんだか難しそう」「こんな食材近所で買えない」フレンチ特有のなじみが薄い食材がレシピを読んでいると出てきます。
特殊な材料や、近所で手に入らない材料が多いレシピは再現性の面では、あなたとの相性が悪かったのかもしれませんね。でも、1つや2つ買い足せば出来そうなレシピなら、ぜひ行動範囲を広げて買い物に出かけることをおすすめします。
確かに今では、ネットで簡単に商品を手軽に安く手に入るのに、わざわざそれだけを求めに出かける必要もないかもしれません。しかし出向くとわかるメリットがあります。
イメージを膨らませ作る人の持ち味をいかす
お店に行くまでの移動中は、何となくいつもの習慣でスマホばかり見ているのではなく、作る料理のことをイメージするだけでも楽しくなり、初めて行く場所での買い物はワクワクしてきます。
店内で色々な商品を手に取ると、あれこれ料理のイメージを膨らませることができます。気になる食材を見つけることもあります。そんな時は、買って使ってみましょう。
実物を見ながら買い物をするとアイデアが湧き出てきます。それは、プロがわざわざ市場や現地へ出かけて食材を求めるのと似ています。プロはそこで実際に食材を手に取り、作る料理のイメージをします。それはリアルでしか得ることができない実体験を、そのままいかした料理が料理人の持ち味を表現できる方法だと知っているからです。
レシピは一期一会
今回は「フレンチ食材を買いにいつもと違ったお店に行くとわかる料理の楽しさ」についてお伝えしました。
少し大げさかもしれませんが、レシピは一期一会。せっかくそのレシピに出会ったのだから、ついでに一度作ってみませんか?もう二度と出会うことがないそのレシピがもしかしたら、あなたの料理に影響を与えることもあります。
レシピに書かれている食材が、時には近所で手に入らないこともあります。いい機会です、食材を買い求めにいつもと違った場所に買い物へ出かけてみましょう。何かいいことがあるかもしれません。出かけるきっかけ作りにもなります。
日々の料理には使うことが少ないフレンチ食材ですが、いつもの料理にメリハリを与えてくれます。調味料棚の片隅にフレンチ食材コーナーを作ってみると、フレンチが特別なものではなく、日常的なものになりますね。このようなささやかな工夫次第で、料理がいっそう楽しくなるものです。