フランス料理

少しずつ揃えたいフレンチ食材17選

フレンチに使う食材って「なんだか手に入りにくそう」「高級なんでしょ」いいえ、そんなことはありません。身近に手に入りやすくなりました。そして気になる食材から少しずつ手に入れて使ってみましょう。

 

今回は、フレンチを作るうえで必要な食材をカテゴリー別に17種ピックアップしてみました。多いと思われるかもしれませんが、種類の多さもフレンチの面白さです。

 

美味しくできた時のよろこび

フレンチに使用できる基本的な食材は、私がこの世界に入った25年前に比べて手に入りやすい環境になりました。ハーフサイズや、小分けされている物もあり、フレンチを家庭で作れるレシピを取り扱う雑誌も多く見かけます。

 

そのレシピには、しっかりとこれから紹介する食材も多く記されており、今ではフレンチ食材も市民権をえています。もちろん代用品でも対応できるものもありますが、味が全くの別物です。レシピ通りに作り、美味しくできた時のよろこびを引き出すには、やはり食材をしっかりと揃える必要があります。

 

✓オイル


オイルは用途別に3種類そろえてみましょう。香りで季節感を表現することが可能なオイルは、素材ごとの味わいを引き立たせることができます。焼き油などの加熱用とドレッシングなどの非加熱用を使い分けてオイルの特徴を生かしてください。

 

1,オリーブオイル;エキストラヴァージンは、ドレッシングに最適です。夏向けに、さっぱりさせたい料理に向くオイルです。ピュアタイプは、加熱全般に利用できるので便利です。

 

2,ナッツ系オイル;芳醇で香ばしいヘーゼルナッツオイルは、鴨の胸肉のサラダやアンディーブなどの冬野菜に良く合います。程よく軽い印象のアーモンドオイルは、魚介系に試してみてはいかがでしょうか?

 

3,グレープシードオイル;ヘルシーで使い勝手がよく、手作りマヨネーズはこのオイルがおすすめです。

 

✓スパイス


スパイスは下処理を始め、素材の持ち味をさらに引き出すために用います。スパイスを効かせることによって、単調な味付けにリズムをもたらすのがスパイスの役割です。

 

4,コショウ;塩と並んであらゆる味のベースになります。しかし、無理に使うことはありません。素材は塩のみで味を引き出せますが。コショウは、食べ飽きさせないようにするために、必要なスパイスです。初心者の方は、白コショウは魚、黒コショウは肉に合わせることを覚えてください。コショウを潰したミニョネットは仕上げに肉の上などに少し振るだけで効果的に香りをいかせます。

 

5,ナツメグ;ハンバーグにはおなじみでよく使われます。できればパウダーではなく。その都度ナツメググレーターでおろして使いたいですね。

 

6,クミン;肉や野菜の煮込みなどに活躍します。エキゾチックな香りがクセになります。

 

✓ハーブ


ハーブを揃えるだけでもフレンチらしくなります。私たちの食生活にはなじみがないハーブでも、例えばタイムはシソ科だったりします。このように考えるとだいぶ親近感がわいてきますね。デザートにも使うと楽しさが増します。

 

7,タイム;ソースの香り付け、マリネ用など。魚、肉、野菜の加熱用に加えてみると香りが生かせます。

 

8,バジル;そのまま飾りでも楽しめます。すりつぶしてドレッシングにすると効果的。

 

9,ローリエ;乾燥させたのが一般的です。ブーケガルニによく使われます。最初に見るハーブはローリエというイメージがあります。

 

✓乳製品


フランス料理は乳製品を使いこなせるようになると、レパートリーが一気に増えます。牛乳は料
理よりもデザートによく使うのでここでは割愛します。

 

10,バター;ムニエールはバターが無いとおいしさ半減です。バターはフランス料理そのものです。

 

11,生クリーム;使う時はためらわずに使った方が、ワインに合う濃厚なソースが出来ます。

 

12,チーズ;ロックフォール等の青かび系やコンテなどのハード系が使いやすいでしょう。

 

✓ビン・缶詰製品・その他


小さいサイズなどを始めは選んでみてください。使いこなせるようになると重宝します。

 

13,ワイン;白赤ともに、煮詰めて使うとソースベースになります。贅沢に使いたいですね。また、マリネ用としてシチューには欠かせません。

 

14,マスタード;いろいろな種類がありますが、最初はディジョンマスタードから使ってみてください。ソースのアクセントと酸味付け。肉や魚に直接塗り付けて焼くこともできます。

 

15,オリーブ;種付がおすすめ。オリーブオイル、ハーブ、ニンニクと一緒に炒める自家製のオリーブマリネはおつまみに最適。ペースト状にしてバケットに塗っても美味しい。

 

16,ビネガー;まずは白ワインヴィネガーで酸味に慣れていきましょう。ドレッシング、ソースなど用途が広いです。酸味を上手にいかせるのが腕のよい料理人の条件と語る人もいます。

 

17,フルールドセル;仕上げに少し振りかけるだけでワンランク上の料理になります。振り加減は難しいですが、慣れないうちは付けながらでもいいでしょう。

 

使う時のワクワク感


今回は「少しずつ揃えたいフレンチ食材17選」についてお伝えしました。

 

どんな食材が、フレンチを作るうえで必要かを、知ることによって、今まで通い慣れていたスーパーの見るべき視点が変わり、買い物の視野が広がります。意外とフレンチに使える食材を多く扱っていることに気が付くと思います。

 

この17選はほんの一部分ですが、これらを使いこなせると基本的なフランス料理が作れるようになります。使ったことが無い食材を使う時のワクワク感は、調理中に経験できる特別な時間です。
 
詳しくは少人数制フレンチ体験レッスンで

 

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