料理

2人で作るごはんのススメ

普段家庭ではごはんを1人で作ることが多いと思います。しかし休日などを利用して2人そろって台所に立ってみるのはいかがでしょうか。普段の生活では見ることができないお互いのことを知れるきっかけとります。

特に、新婚のカップルは結婚前には分からなかった、意外な一面も発見できるかもしれません。もちろん普段の生活でもお互いのことを知ることもできますが、料理を一緒に作ってみることで人柄やセンスに気が付くことができます。ここで大切なのは2人で作るということ。料理の完成度よりもお互いをさらに知ることを優先させてみましょう。

自然と生まれる会話


普段のごはんは1人で作るので、自分で逆算して調理工程を組み立てます。しかし、2人となると話は変わります。2人で作り上げるには、1人の時の段取りを変える必要があり、お互いにコミュニケーションが欠かせなくなります。

つまり必要に応じて確認し、提案して効率よく進める必要があります。ここに自然と会話が生まれてきます。なんとなくお互いバラバラに進めていては、むしろ1人で作った方が早いのは当たり前です。また、どちらかが調理経験が浅い場合は、できる側が作業の割り振りを頭に入れておく必要もあります。

料理は作る側の考え方や性格が皿の中に表現されます。また普段何を食べているかによってもその人のモノの考え方や性格が影響します。さらに言うと、調理の基本の理解度や解釈の違い。集中力の有無。今までの食生活の違い。育ってきた環境や躾など様々な要素が考えられます。

また、常に美味しいものを食べたい欲求や、丁寧な暮らしを実践している方でも当然好みは変わります。よって日々作るものや食べる物がお互い違うのは当然で、そのために作りたいものを事前に確認し合うコミュニケーションが必要になります。

調理中は意外な一面も見ることができます。「几帳面な性格だと思っていたが、野菜の皮むきが雑で意外だった」「マイペースでおっとりタイプの奥さんがテキパキと段取り良く行う姿を見て惚れ直した」「料理は興味がなかった主人だが洗い物など調理以外のことに参加してくれるようになった」…など、以前は分からなかったお互いのことを知れるいい機会になります。

お互いの好みを知る機会


味の好みや好き嫌いや苦手な物も、一緒に料理を作りながら知ることができます。実際にでき上がった料理を食べてくれなかったことありませんか。作った後に味の好みを言われても、作った側はあまりいい気がしません。

お互い今まで食べてきたものが違うので、新しいその家の味を作り上げるのに時間がかかります。そのために一緒に作り、味付けの好みをお互い聞き合うことで「今度は薄めにしてみよう」など気に留めておき次回に生かします。2人でアイデアを出し、気が付いたら提案してみることで、我が家の味を作り上げてみるのも一つの形です。

調理中の雑談で知る普段考えていること


何気ない会話からでも、お互いに考えている事を知ることができます。一緒に台所に立っていると世間話で盛り上がる時があります。仕事での出来事、世間で話題になっている事件、これからの2人のこと…手を動かすことに集中しても、話をすることはできます。むしろ顔を見なくても話すことはできるので、気軽に色々な事を話しやすい状況が生まれます。

途中途中レシピを確認し、あれこれやりながら作り進めるので、会話は途切れることはないでしょう。これは、初めて会う者同士でも同じことが起こります。多少失敗してもたいした問題ではないので、雑談を交えながら作り進めることが理想です。

料理の完成度は二の次


料理の完成度は二の次です。大切なことは、お互いをさらに知ることです。毎日だと仕事後で疲れているので頭を使いたくない時もあります。ですので、ある程度余裕がないと会話が生まれにくいので、休日などを利用してみてください。お互いのことを知っているつもりでも知らなかった一面が垣間見れるいい機会です。ぜひ試してみてくださいね。