料理

料理下手な人に多く見られる5つの共通点と,上手になるために伝えたいこと

今までの経験上、料理下手な方は大きく分けると、5つの共通点があることが分かります。

この記事では、その共通部分と改善策のポイントをご紹介します。皆さまの身内の方にも当てはまることがある時は、さりげなくサポートするための参考にもなります。今は料理下手な方にとっても、少しでも克服できるためのヒントになれば幸いです。

基本を知らない


いつまでも料理下手な方に最も多くみられるのが、基本が身に付いていないことが挙げられます。基本はすぐには身に付けることはできませんが、一定期間集中して基本的なことを繰り返し行うことで確実に身に付けることができます。

例えば基本の調理工程を「鶏のから揚げ」で一通り説明します。

食材の知識鶏肉、油、粉に関すること
火加減の方法安全においしく揚げるための火加減
包丁の持ち方や切り方肉を切る時に向く包丁の選び方や安全な持ち方
調理道具の選び方適切な鍋の選び方とその他必要な道具の準備
味に関すること鶏肉の大きさと醤油や酒の割合加減で漬け込む時間を調整
盛り付け方平らな皿に盛る時は高く盛る
衛生に関すること鶏肉を切ったまな板や包丁の洗い方

基本の大切さは言うまでもなく、どのようなレシピでもすべての調理工程は基本をベースに組み立てられています。つまり、基本を身に付けていればどんな料理にも対応できるようになります。

初心者の方が基本を身に付けることに時間を割かないまま、即効性のあるアレンジレシピに、日々の料理に関する悩みの解決策を求めて、その場をしのいでしまいます。それぞれのライフスタイルによって、料理に対する考え方が異なるためといえますが、基本を身に付けるために費やす時間を割かないのは、少々もったいない気もします。

「カリカリ」「ふわとろ」のようなオノマトペのついた料理。「簡単」「誰でもできる」「フライパンひとつで出来る」などと料理の特徴を表すレシピを選んでしまうようでは、基本はいつまでも身に付きません。

理由はシンプルです。どんなにレシピが優れていてもオムライスは基本が身に付いていないようでは、「ふわとろ」にはなりませんし、「誰でもできる」レシピを練習したり作れる時間があるなら、基本レシピを一回でも多く作り体で覚えさせた方が良いでしょう。

なぜなら長いスパンで考えるべき自炊生活では、基本レシピで多くのアレンジを自分自身で考えることが必要になってきます。(ここで言うアレンジとは、家族構成や健康状態、冷蔵庫の中身とお財布の様子、時間、前日の献立内容など多岐にわたる条件を加味してアレンジする意味)

時代の流行であるオノマトペ的な初めからアレンジされたレシピは、ある程度経験を積んできた人には、非常に参考になります。しかし、基本を知らない人は、丁寧にしっかりと調理工程のステップを踏んだ、最もベーシックな料理を繰り返していく方が、実際は効果的に料理上手になります。

レシピが理解できない


「適宜と適量」「少々とひとつまみ」「1かけと1片」「余熱と予熱」など、レシピには同じ日本語でも意味が分かりにくい表記が多く使われています。

たしかに、一度覚えてしまえばこれほど便利で、一言で意味が通じるものはないのですが、料理下手な方にとっては、これを理解できないのでレシピを読むことができません。それによってレシピを見なかったり、見ても都合よくアレンジして作るようになるので、なかなか上手くなりません。

まずは、レシピをしっかりと理解できるようになることが大切。初心者のうちは自己流ではいけません。「レシピを信じて自分を信じるな」これ鉄則です。

レシピは読者の料理レベルにもよりますが、「作ってみたい」「作れそう」と興味を持ってもらうための工夫がされています。材料名とその分量、下準備の仕方と作り方の手順、写真付きの場合はポイントとなる調理工程の一部と盛り付けイメージ、レシピ作成者のワンポイントアドバイスなどが載っています。

料理のおいしさを間違いなく伝えるために、作り方の手順は①~⑤くらいまでにコンパクトに収められています。例えば、じゃがいもは皮を剥いて使うのが一般的なので、通常は皮を剥く工程が省かれています。(入門書などの超初心者向けは詳しく書かれています。)

皮付きのまま使う場合は「皮付きのまま~」とあらかじめ書いておくことが、共通認識となっています。またレシピ独特の言い回し方や調理用語が多く使われていますので、料理に慣れていない人にとって、そのあたりがレシピから離脱する原因でもあると言えます。

レシピを理解するには、特別な勉強をする必要もなく、料理本や雑誌の巻頭ページに出ている料理用語の説明書きや、初心者向けの本にもしっかりと載っていますので、それらを丸暗記するだけで大丈夫です。はじめは多く感じた調理用語も、頻度よく使われているのは意外と限られています。

あとは、ひたすらレシピを読む習慣をつけ、実際に作ってみることで覚えますので安心してください。そして、さらに一歩進んでレシピが読み取れるようになれると、料理上手にも近づけます。

味見しない


料理を始めて間もないころ、素直にレシピ通りに作ったのにもかかわらず、味が想像と違ったことありませんか?

レシピは、味見する工程が省かれていることが多く、味見するタイミングは読者の判断にゆだねられています。反対に丁寧なレシピや煮込み系のレシピなど味の調整が必要なのは、しっかりと記載されていることが多いです。

味見をしないのは「味見をするタイミングが分からない」もしくは「レシピには味見をする行為が、書かれていなかったので味見をしない」ことも考えられます。何度も、レシピ通りに作ることは大切とお伝えしてきましたが、一般的な事は省略されていることも多いのがレシピの特徴といえます。

また、レシピを見なくても作れる時でも、味見をするタイミングは「味を付けたら味見をする」です。ただし、何度も繰り返していくうちに味かわからなくなるので、ポイントごとに行うのが効率的です。例えば煮物の場合は煮始め、途中、仕上げの3回は味を見た方が良いでしょう。

味は回数を重ねるごとに、記憶として残ります。その記憶をたどることで目指したい味付けにたどり着けるようになります。もちろん、基本調味料の特徴を知っているのが前提です。

味見の大切な役割は、味がどのように変化しているのかを確認することです。料理が上手な人ほど、どんなに作り慣れている料理でも絶対に味を確認します。

おそらく味を見ないでも、美味しくできるのは本人もわかっているのですが、そこは「食べ物を作る」一種の責任感のようなものが、作り続けていくうちに芽生えていくのでしょう。

途中で味見ができない、揚げ物や焼き物は下味やたれ(ソース)決め手となります。そのあたりは、やはりレシピ書かれている通りに味付けするのがいいでしょう。

また、味はその日の体調や献立、組み合わせる食材によっても、味の感じ方が変わります。家庭ではそのような味の誤差は、許容範囲だと思った方がストレスなく作り続けていけます。

味見は料理の根幹をなすものです。味見をしなくても、それなりに美味しくできる人もいますが、先ほど申し上げた通り、体に入るものを作るという事を、忘れないでください。味見は食べる人への安心と安全を届けるために欠かせない、プロセスであることをお伝えします。

使えるものを捨ててしまう


せっかく買ってきた食材を、何かしらの理由で使い切れず「使えるのに捨ててしまう」のは、味付けや盛り付けのセンスがあるといえども、やはり料理下手だと言えるでしょう。

おいしいものを作れたり、見栄えが良くセンスがいいものを作れるといった、ある意味誰でも分かりやすいバロメーターだけが、料理が上手な人とは言えません。「捨てないで無駄なく使い切れることができる人」が料理上手な人に欠かせない大切な要素だと言い切れます。

極端に言うならば、味や盛り付けはそこそこでも、食材を無駄なく使い切れる術を実践できている人が、いつの時代にも通用する料理上手な方といえます。しかし日々の料理を作って行く中で、※¹食材を捨ててしまうことは少なからずあるのが現実です。
捨ててしまう原因として、以下のことが考えられます。参考にしてみてください。

✅基本的な調理技術の習得不足✅基本的な食材に関する知識不足
✅作り過ぎもしくは買い過ぎ✅賞味/消費期限の理解不足
✅現在のライフスタイル✅性格的なこと
✅育った環境✅躾

 

次は、食材を無駄なく使い切れるために必要な改善ポイントを考えてみます。

食材に関する知識を持つにんじんは用途によって、皮を剥いても剥かなくてもいいのを知っていることのように、使う部分と使わない部分を判断できる知識。
調理技術を学ぶ余ったにんじんの皮を、ベジブロスやぬか床に再利用したり、前日に少しずつ残ったおかずは、例えばみそ汁、カレー、コロッケなどにリメイクしたりすることが必要。使える部分や、まだ食べれる残り物を安全に無理なく調理できる技術。
おおよその値段が感覚的に分かる例えば夏場の暑い時期に食材を腐らせてしまい、仕方なく処分しなければいけない状況でも、その捨てられる物の値段が、おおよそいくらかかり無駄にしたのかを理解する。
柔軟な考え方すべて使い切れることは難しいのを理解し、柔軟な姿勢で日々の料理を無理なく無駄なく作ることを心掛ける意識が必要でしょう。仕方なく捨てる時は10秒でいいので立ち止まって考えてみてください。そして、捨てる時の心の痛みを忘れないことが重要。

上記の点を踏まえて、様々な条件をクリアして使い切れるようになった時から、料理上手だと言えます。

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数をこなしていない


料理上手になるための近道は、何回も作ることです。上手くなりたいのに、たまにしか作らないようでは、なかなか上手くならないのは、仕方がありません。これはプロの料理人にも同じことが言え、何度も作ることで肌感覚ともいえる直感的・理論的に体で覚えさせていきます。

結局のところ、質は量をこなすことでしか生まれないので、上手くなるには何度も作るしかありません。そして、日々の料理を作り続けていくなかで、自分なりのセオリーを見つけていきながら、少しずつ慣れていくのが理想的です。

何度も作ることで質が上がり、食後感の良い料理を安定して作ることができますが、忘れてはいけないのが、計画的に回数を重ねていくことです。

やや理想論になりますが、ただ何度も作ればいいのではなく、やはり調理工程の少ない初心者レベルの基本レシピから、システマチックに難易度の高い基本レシピに、ステップアップしていけるのが望ましでしょう。比較的簡単なレシピからでも、上手に作れるようになった時はやはりうれしいものです。

その小さな成功体験を少しずつ積み上げ、自信を高めていくことも、料理上手になるために欠かせない要素だと言えます。

数をこなすことで特に期待できる効果を挙げてみましたので、参考にしてみてください。

火加減を自在に調節できる何度も作ることで、「火に使われなくなり、火を自在に加減できる」ようになります。今まで焦がしていたのに、「見なくても聞こえてくる焼く音だけでフライパンの火加減が分かる」ようになります。
自分に合った道具が選べる数をこなすと自分に合った調理道具を選べるようになります。毎日作っていると、必要な道具や欲しい道具も増えてきます。新しい調理道具が一つ増えただけでも、料理する楽しみも増えます。
目分量でいい塩梅に味を決められるはじめは計量していたレシピも、何度か作っているうちに量らなくても、感覚的に味が決まるようになってきます。目分量ではmLやg単位で誤差が出ますが、その誤差を埋めるのに欠かせないのが味見です。繰り返し作っているので舌が味を覚えています。その時その時でいい塩梅に調整できるのが料理の楽しさとも言えます。
体内時計で調理時間が分かる時計を意識して、毎日作ってみてください。どんどん体が時間感覚を覚えていきます。要所要所で時計を見る癖をつけると、時間に追われなくなります。つまり体内時計でおおよその感覚で作れるので、「切るのに何分かかる」「このレシピの組み合わせなら30分で支度ができる」のようなことが分かるようになります。

まとめ


この記事では【料理下手な人に多く見られる5つの共通点と上手になるために伝えたいこと】についてお伝えしました。

料理は、正しい手順で覚えると早く上手になります。今はヘタな方でも、誰でも上手になれるのが料理のいいところです。今回の記事をぜひ参考にして、料理下手を克服しましょう。

参考
※¹2019年01月05日閲覧 政府広報オンライン
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201303/4.html#anc01

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