いざ盛り付けようと思った時、どうやって盛り付けていいか分からない時ってありませんか?
盛り付け次第で食べる前から美味しいか否か判断されてしまう時もあります。盛り付けが雑だったり、ワクワクしない盛り付けだと食後感も薄れてしまいます。
食べる側と作る側が楽しむ
また、料理には食べる側と作る側の楽しみ方があります。食べる側は、料理の盛り付けがきれいだったり、ワクワクするような楽しさが随所にみられるだけで、食べる前から満足し、食後感もさらに良くなります。作る側は、どうやったら食べる人が楽しんでくれるか、満足してもらえるかを考えるのが楽しみでもあります。
今回は、料理の見せ方や盛り付け方で、料理が格段にワンランク上になる楽しませる事例を共有します。
ここでしか味わえない演出
料理は季節感、味付け、器、食材の鮮度など美味しくするために必要な要素があります。また、食材の切り方など加工の仕方でも盛り付けが大きく変わります。その中でもエンターテイメント性に特化したのがディズニーの食事です。
様々な世代が集まり、特に10代も楽しめる食事には、楽しさと分かりやすさも大切です。見た目がワクワクできて、食べやすく、値段をちょっと高めに設定しても、ここでしか味わえない演出で食後感に満足を与え、また来たいと感じてもらえます。
キャラクターをモチーフにする
ディズニーでの食事は来園者にとっても楽しみの一つで、特にエリアごとのテーマレストランでは、世界観に満ち溢れた内容の食事メニューになっているのが特徴です。特にミッキーの持ち味である耳を強調した盛り付けや、型にしたものは基本中の基本のです。
パンケーキ、デニッシュ、にんじん、半熟卵、バターライス、器の置き方やデザイン、ムース系…と、食事をするゲストを喜ばせる仕掛けがされ、いたるところでミッキーが登場します。
また、ミッキー以外でもキャラクターの特徴やテーマ性が分かるように「食材の色合いを工夫」「切り方でイメージできるようにする」「既製品を使う」「ソースで表現」「器のデザインをテーマに合わせる」…徹底的にこだわり、何を料理で伝えたいのかがはっきりしています。テーマ性に合わせゲストに楽しんでもらえる工夫が、大切であることを教えてくれます。
さめた大人も食事であたたまる夢の国の食事
今回は【料理の盛り付け~ディズニーの食事に学ぶワクワクする見せ方と楽しみ方】についてお伝えしました。
料理の盛り付けを工夫することで、美味しさも伝わりやすくなります。何よりアナタ自身の持ち味をお皿の上で表現することができます。盛り付けのテクニックはありますが、上手い下手ではありません。
食べる人が楽しんでもらえるために、どのように盛り付けを工夫すればいいかを考えてみましょう。また、奇抜な盛り付けも結構ですが、まずは食べやすく盛ることも大切ですので、忘れないでくださいね。
ちなみに夢の国の食事は奇抜そうに見えて、ちゃんと食べる人のことを考えて、食べやすく盛り付けられていることを、付け加えておきます。
大人になるとある意味冷めてしまう部分があるのは否めませんが、「こんなところにミッキーがいた」「ミッキーの耳から食べるの?」「骸骨のバターライス?」…など、大人でもクスッとしてしまうのは、さすが夢の国の食事だと、訪れる度に心があたたまり感心させられます。
こんなことを想いながらも、また近いうちにミッキーに挨拶しに行くのが楽しみになりました。