料理

食卓コミュニケーションで普段の料理がワンランク上になるわけとは?

料理は家族とのコミュニケーションを引き出す、最も手軽で生活に密着した手段です。今回は、レシピにはとらわれない考え方を身に付けるだけで、普段の料理がワンランクアップしさらに家族とのコミュニケーションが深まる3つの方法をお伝えします。

 

取り分け料理

料理は色々な形の器や絵柄の皿は食べる方は楽しくそれだけでも美味しそうに見えます。しかし準備する方は、時間に追われ、後片付けも大変です。

 

個々に盛り付けることよりも一皿に人数分一緒に盛り付けてしまうのがおすすめです。
大切なのは家族と一緒に食事の時間を楽しむこと。時間をかけて準備し、凝ったお皿で盛り付けるのも良いですが、まずは一緒に食卓に着いて、いつもの食事で食卓を囲むことです。

 

昭和の頃のおかずはほとんどが大皿盛りで、誰かに取り分けたり、自分で取ることで、相手を気遣う気持ちや、コミュニケーション力が自然と食卓から育まれていきました。

 

虎視眈々と狙っていた大きめのハンバーグが先に取られてしまって兄弟喧嘩なんて日常茶飯事でしたね。これも今では良い思い出です。

 

季節の食材を取り入れる

季節の食材は、料理のジャンルを問わず、自然とコミュニケーションを生む話題作りには欠かせません。フランス語には、プリムール(primeurs)という言葉があり、主に季節のはしり食材や新酒のワインに使われる単語があります。

 

出回ったばかりの、季節をほんの少し先取りした、野菜や果物は季節をめでる習慣がある我々日本人にも、会話を呼ぶきっかけ作りになります。今では一年を通して世界中のいたるところから、様々な野菜や果物が手に入るようになりました。しかし、普段の料理はごく自然に買うことができる、食材であることが大切です。

 

日常の食生活を支えているのは、近所にあるスーパーや商店街の個人店です。いつの間にか、ソラマメが売られていて春を感じる。桃が店頭に出てきて春の終わりから初夏を感じるなど、このような感じた事を素直に、普段の料理に反映させると、食卓での会話もはずむきっかけとなります。

 

手伝ってもらう

普段の食事をおひとりで作られている方、多いのではないでしょうか?そもそも狭い台所で他に誰かがそばにいると、気が散って料理が出来ない方もいらっしゃることと思います。

 

でも、そのように感じるのは初めだけかもしれません。少しずつでいいので、家族の誰かに簡単に出来そうなことから手伝ってもらいましょう。まずは、食卓の準備や野菜の下処理などを手伝ってもらいます。

 

お願いをすることで自分自身のアウトプットにもなり、料理上達のコツにもつながります。手伝ってもらうことで、食事作りの大変さを知ってもらう、食事作りは家族みんなで共有する大切な事であるのを知ってもらいましょう。

 

いかがでしたか?
今回は、夕食時に簡単にできる家族と楽しめる食卓コミュニケーションについて紹介しました。

 

おいしく作る秘訣は、たくさんありますが、実はこのようなコミュニケーションを実践するだけでも普段の料理がワンランク上になります。
ぜひ、お試しください。

 
いつもの食事がワンランクアップするレッスン
 

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